年末年始のお届けについて

12月27日~1月6日(九州・四国、中国は1月7日)までの年末年始のお届けは
12月25日16時まででなるべくおはやめにご注文をお願いいたします。

 

 

開店祝いのマナーとお花以外のおすすめの贈り物6選

開店祝い花以外

開店祝いにお花以外を贈っても良い?

開店祝いといえば、胡蝶蘭を筆頭とするお花が定番ではありますが、お花以外の品を贈ってはいけないという決まりはありません。

店先に飾る豪華なお花は道行く人にオープンを知らせる目印ともなり、集客に一役買ってくれる効果がある一方で、ビルの2階以上の階に店舗を構えた場合などお花の置き場所が確保できなかったり、お店によってはお花の香りが気になったりと贈るのが躊躇われる場合もあります。

また、お花は開店祝いの定番であるが故に、他の方からも贈られることが多く、贈り物がかぶってしまうことを気にされる場合にも、お花以外の開店祝いをおすすめします。 具体的なお花以外の開店祝いのギフトについては後述しますが、開店祝いということで、華やかな品物を選ぶと良いでしょう。

開店祝いに贈ってはいけない品物は?

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開店祝いの贈り物として必ず避けた方が良い品物には、まず、赤い色のものや火気類が挙げられます。
赤い色のものや火気類は「赤字」や「火事」を連想させるので、開店祝いに贈るのには縁起が悪いと考えられているためです。

例えば、火器類としては、ライターや灰皿、キャンドルの他、ストーブなどの暖房器具も火に関係すると捉えられることがあるため、避けた方が良いでしょう。 赤い色のものでは、バラなどの赤い花や赤い品物の他、ラッピングの色が赤くならないようにも気を配りたいところです。

その他、絶対NGと言うわけではありませんが、スリッパや靴、靴下といった履き物やマットなどの敷物、刃物、時計も、開店祝いに贈るのには注意が必要な品物です。 履き物やマットは「踏みつける」という意味があることから、お相手の捉え方によっては、失礼な贈り物となってしまうおそれがあります。

また、刃物は飲食店では喜ばれそうな気がしてしまいますが、刃物には「断つ」という意味があり、“新しくお店をオープンしてこれから頑張っていこう”という開店のお祝いにはそぐわない品物です。

意外なのが時計ですが、これはお相手が「お店」であるからこその配慮であり、“お客様に時間を気にせずゆっくりしていって欲しい”というお店の心遣いに反する贈り物となってしまうため、お店のコンセプトによっては控えた方が良いでしょう。

開店祝いの金額の相場は?

相場
開店祝いも、結婚祝いなどのお祝い金と同様に、贈る相手と自分との関係性によって金額の相場が変わってきます。 開店祝いを贈る相手方が取引先の場合、10,000~30,000円ほどのお祝いが相場となります。

ただし、お得意様などとりわけ重要な取引先の場合には、30,000~50,000円のお祝いをお贈りするのがベストです。 相手方が友人や知人の場合には5,000~10,000円、親戚では10,000~50,000円が相場となります。 家族関係では、親子間で30,000~50,000円、兄弟姉妹で20,000~30,000円が相場です。 それぞれ金額に幅があり、いくらにするか迷ってしまうことがあるかと思いますが、その場合には相場の範囲内でやや高めの予算を組んでおくと間違いがありません。

開店祝いはいつ頃に贈るもの?

時期
開店祝いは、開店日の1週間前~2日前までに贈るのが最適とされています。 その際、大安など縁起の良い日時を選ぶこと、オープン前日や当日など相手方が忙しい日時は避けるようにすることがポイントです。 また、お花や観葉植物、家電といった比較的大きくて場所を取るものをプレゼントしたい場合には、予め連絡を入れておくと相手方も困ることがなく、スマートです。

万が一、開店日を過ぎてしまった場合には、開店日から1ヶ月以内であれば、遅れてしまったお詫びのメッセージを添えることで開店祝いをお贈りして差し支えないとされています。 1ヶ月以上経ってから開店を知った際などは、慌てずに1周年記念などまた次の機会を待ってからお祝いを贈るようにしましょう。
【開店祝い】プレゼントランキングとマナーや相場について

開店祝いの熨斗や立札の書き方

熨斗
開店祝いの贈り物には熨斗(のし)を、お花や観葉植物には立札を添えるのがマナーです。 水引は紅白の蝶結びを使用します。 開店祝いの熨斗の書き方のポイントは、筆や筆ペンを使用し、楷書体で濃くはっきりとした字を書くことです。 お祝い事であるため、薄墨にはならないように注意しましょう。

開店祝いの場合、熨斗の表書きには「御祝」、「祝開店」、「御開店御祝」、「祝御開店祝」などと記載するのが一般的です。 上記のいずれの書き方でも良いのですが、熨斗の表書きには4文字は避けるという決まりがあるため、4文字にならないように気を付けて下さい。 熨斗の下段には送り主の名前を記載しますが、フルネームで表書きよりも小さな字になるように書くことがポイントです。 連名にする場合には、役職や年齢が上の方のお名前から順に記載します。

4名以上の連名にしたい場合には、代表者のお名前を記載した後、左側に「他一同」または「有志一同」、「他営業部一同」などと記入します。 会社名を入れたい場合には、お名前の右上に小さめの文字で記入するのが一般的です。

夫婦連名の場合には、苗字を下段中央に記載した後、右に夫の名前を、左に妻の名前を記入します。 一方、お花や観葉植物に添える立札は、基本的にお花屋さんで用意して下さるので安心です。 立札の場合は、表書きと送り主の他に、贈り先名(店舗名や個人名)が記載されることがあります。

開店・開業祝いの熨斗(のし)・表書きの書き方/水引のマナー

開店祝いには添え状でメッセージを!

熨斗や立札だけでも良いのですが、できれば添え状をお祝いの品に添えてお贈りすることで、より気持ちの込もった丁寧な開店祝いの贈り物となります。

メッセージカードや一筆箋といった簡単な形で良いので、「ご開店おめでとうございます。」ということと、今後のご繁栄やご発展をお祈りしている旨をお伝えしましょう。 開店祝いでは、先方はたくさんの贈り物をいただくことになるかと思いますが、メッセージを添えることで誰からの贈り物なのかが分かりやすく、とても喜ばれます。

花以外の開店祝いのおすすめ

花以外の開店祝いのおすすめ・観葉植物

観葉植物
開店祝いにお花以外のものを、と考えている方におすすめなのが観葉植物です。 観葉植物はお花と比べて香りがしない点、管理が楽である点、お花よりもお店の雰囲気やデザインに合わせやすく、インテリアとしても使え、サイズが豊富である点が魅力です。

開店祝いに贈る観葉植物としては、縁起の良い花言葉や別名を持つパキラ、ガジュマル、ストレリチア・レギネなどが喜ばれます。 パキラは別名「money tree」、日本名では「発財樹」と呼ばれており、商売繁盛の樹として開店祝いの贈り物に最適です。

ガジュマルは別名「多幸の樹」と呼ばれ、花言葉は「長寿」であり、お店が末永く繁栄するようにという願いを込めてお贈りするのも素敵ですね。

ストレリチア・レギネは別名「極楽鳥花」と呼ばれており、花言葉は「輝かしい未来」であり、こちらも開店という新しい門出を祝うのにふさわしい贈り物だと言えます。 上記をはじめとする観葉植物を開店祝いに贈る際には、予め置くスペースが十分に確保できることを確認し、お店の規模に合ったものを選ぶようにすると安心です。

花以外の開店祝いのおすすめ・カタログギフト

カタログギフト
開店祝いに何を贈ったら良いのか迷ってしまった場合には、カタログギフトがおすすめです。 カタログギフトであれば、受け取った相手が欲しい物を自分で選ぶことができるため、贈り物で失敗することがありません。 また、現金や商品券と違って、相手方に金額が明確には分かりづらい点も贈りやすいポイントです。

ただし、“自分のことを考えながら選んでくれた品物を贈って欲しい”と思う方にとっては、カタログギフトは手抜きと捉えられてしまうおそれもあります。 そういった事態を防ぐためにも、カタログギフトを贈る際には添え状にて、真心込めたメッセージを添えておきましょう。

花以外の開店祝いのおすすめ・現金や贈答用ギフト券

ギフト券
開店祝いの実用的な贈り物として、現金やギフト券も人気があります。 一般的には、目上の方へお祝いとして現金を贈るのは失礼なこととして避けるべきとされていますが、開店祝いや開業祝い、開院祝いは例外となり、現金をお贈りしても差し支えありません。

実際に、開店の際には色々と物入りで経費がかかるため、現金やギフト券は助かるという意見も多く聞かれます。 ただし、現金やギフト券は金額がはっきりと分かってしまうため、少額過ぎても高額過ぎてもよろしくなく、なかなか難しい贈り物です。 開店祝いに現金やギフト券をお贈りする際には、相手との関係性に応じた相場の範囲内でうまく金額を調整する必要があります。

開店祝いの金額相場と現金を贈るタイミングと包み方マナー

花以外の開店祝いのおすすめ・お酒

お酒
お花以外の開店祝いとして、見栄えがして、なおかつ贈りやすいのがお酒です。 相手方が飲食店であったり、お酒を嗜まれる方である場合に大変喜ばれます。

また、日本にはおめでたい日にお酒を飲む「祝い酒」というしきたりがあり、お酒は開店祝いをはじめとするお祝いにふさわしい贈り物です。 お酒の提供があるお店であれば、お店で取り扱う予定のお酒をお贈りするのも実用的で良いですし、開店のイベントやパーティーの開催予定があれば、シャンパンやワイン、樽酒も喜ばれることでしょう。 なお、樽酒やボトルにお店の名入れをしてお贈りすると、さらに粋なプレゼントとなります。

花以外の開店祝いのおすすめ・菓子折り

お菓子
お花以外の開店祝いを考えた時に、お花のように華やかさのある贈り物として菓子折りがあります。 菓子折りとは外箱に入ったお菓子のことで、外箱には相手に敬意を示す意味合いがあるため、開店祝いをはじめとするお祝い事にも適しています。 開店祝いにお贈りする際には、招き猫やだるまなど縁起の良いものを象ったお菓子やメッセージを入れられるお菓子、まるで本物のお花のような見栄えのするお菓子など、見た目にも楽しめるお菓子がおすすめです。

なおかつ、個包装で日持ちのするお菓子であれば、お店で働くスタッフの皆様やご家族で分けていただくことができます。 洋菓子か和菓子かなど、お相手の好みに合ったお菓子を選択したいところですが、いまいち決めかねる場合には、様々な種類のお菓子が入っている詰め合わせセットを選ぶと安心です。

花以外の開店祝いのおすすめ・名入れの雑貨や家電

家電
色々と物入りで出費が重なる開店時には、お店でそのまま使用することができる雑貨や家電も、実用的な贈り物として喜ばれます。 例としては、お店の名入りのコイントレイや高級ボールペン、空気清浄機、掃除機、加湿器などが挙げられるかと思います。

雑貨や家電をお贈りする際には、お店の雰囲気に合ったものを選ぶことや、所有の有無を事前に確認しておく必要があるため、お相手が親しい間柄である場合には、予め欲しいものや足りないものを直接聞いてしまうのも手です。

そこまでの間柄ではなく、前もって確認がとれないような場合には、おしゃれな雑貨や家電を集めたカタログギフトをお贈りするのも良いでしょう。

真心込めた開店祝いを

真心こめた開店祝い
開店は、人生の新たなスタート地点とも言える大事な節目のひとつです。 開店に至るまで人知れず苦労もたくさんあったことでしょうし、開店後についても、期待と不安が入り交じっていることでしょう。
そんなお相手の気持ちに思いを馳せながら、お祝いと応援、励ましの想いを贈り物に添えて、真心を込めた開店祝いをお贈りしたいですね。