胡蝶蘭には毒がない
見ためが華やかで美しい胡蝶蘭には毒がある、と思っている人が多いかもしれません。 けれど、胡蝶蘭に毒はありません。 胡蝶蘭はもともとラン科に属する植物です。 ラン科で毒性がある植物は、ほぼないと言えます 胡蝶蘭は、明治時代にイギリスから日本に入ってきました。 『蝶のようにみえる蘭』から胡蝶蘭と呼ばれ、その花の美しさから観賞用として親しまれています。胡蝶蘭には毒があると言われた理由
とても美しい胡蝶蘭ですが毒がある、と言われるようになったのはなぜでしょうか? 理由として考えられるのが『きれいな薔薇には棘(とげ)がある』という教訓です。 この言葉には、‟外見が美しいものは危険をはらんでいる“という意味がこめられています。 実は危険な毒がある、私たちにも身近な花の一例を紹介します。 ・アジサイ・チューリップ
・ヒヤシンス
・彼岸花
・ツツジ
・スズラン アジサイやチューリップは庭先で咲いていることも多い身近な花ですが、毒があります。
毒による症状は、嘔吐・下痢・めまい・頭痛など軽度のものから、呼吸麻痺・昏睡など重度のものまで多岐にわたります。 『切り花を飾るくらいなら問題ないだろう』と軽視してはいけません。 毒に触れた手から誤って口にふくんでしまうと、大人でも体調を崩す危険性があります。 花や植物に触れたあとは、手を洗うことを習慣にしておくと安心です。